キャンプ旅に行こう 2002年の九州・四国ツーリング旅日記です。
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2002年GW 九州・四国ツーリング

4月28日

朝5時半に自宅を出発。出発前の最後の準備で、全部荷物を揃えた・・・はずだった。

中央道から東名高速、北陸道に入り、敦賀ICを9時過ぎに降りる。そして、まず始めたのが携帯電話の販売店探しだった。そう、リアルタイム旅日記の更新に必要な機器のうち、肝心要(かなめ)の携帯電話を忘れてきてしまったのに途中で気が付いたのだ。まさに致命的ミス。

忘れてしまった事自体は今更どうしようもないので、プリペイド携帯で何とかならないかと思ったのだが、そうは問屋が卸さなかった。au・J−PHONE・DoCoMoの各メーカー直営の販売店に行ってみたが、プリペイド携帯自体を取り扱っていなかったり、プリペ携帯ではデータ通信ができなかったり、取り寄せになってなおかつ2万円以上かかったりと言うことで断念せざるを得なかった。

まさに「トホホ・・・」である。楽しみにしている方もおられるのに、状況を説明する事すらできない。途方に暮れるとはまさにこの事だ。自業自得とも言うが・・・。

インターネットカフェを使うという手も考えたのだが、これにしても結局地元の人に聞いて探すしかないわけで、時間がかかってしまう。そうでなくても携帯の販売店探しに時間を取られて、全然距離が伸ばせない状態に陥ってしまっている。

考えに考えた結果、リアルタイムでの日記の更新は断念する事にした。無理してネットに接続できる環境を確保しようとすると、さらに疲労が増すだけだから。うまくネットカフェが見つかったら、その時にお詫びの書き込みをするしかないと判断した。実際、天橋立に行ってはみたものの、あまりの混雑でバイクでさえ駐車する場所を探すのに難儀する程だったので、気が乗らずにそのまま素通りしてしまった程だった。

次に問題になっているのが、距離の問題だ。前述した理由で今日は鳥取あたりまで行く予定が全然こなせてない。こんな調子じゃ5/1に阿蘇まで行く事ができない。それに他の人から見た場合、私は音信途絶状態になっているので連絡する事もできない。もう高速使って一気に九州へ行くしかなさそうだ。

とにかく、午後3時の時点で心身とも疲労が極限状態に達している状態になってしまった。キャンプも考えたんだが、今の状態では止めた方が無難と考え、飛び込みで民宿に泊まる事にした。

久美浜湾の周りで宿を探す。看板は結構あるんだけど、場所が良くわからなかったり入り口に鍵がかかってたり。後は高そうな旅館・・・。

やっと見つけたのは路地の奥にある民宿。泊まれるかどうか交渉してみた所、「素泊まりで3000円でいいよ。」と言ってくれた。これで何とか布団で眠る事ができる。部屋は8畳間を一人で広々と使う事ができた。また、この民宿の親父さんが気さくな人であった。



(京都府熊野郡久美浜町の民宿にて記す)

4月29日

朝6時半に宿を出発する。今日は高速を使ってできるだけ距離を稼ぐつもりだ。

国道312号を南下、播但連絡道に入る。南下するに従って雲が厚くなり、とうとう雨が降ってきた。福崎にて中国自動車道に入り、ひたすら西へ。今日どこまで行けるかで今後の日程が大きく変わってくる。食事を取る時間すら惜しんで、がむしゃらに西へ走る。

はっきり言って、今日は単に移動しただけであって、当然ながら観光などは全く行っていない。給油を何回か繰り返しながら、ただ走るのみ。はっきり言って、九州までの距離を少々なめていた。ロングツーリングの場合、どうしても北海道の感覚が抜けきらないようだ。

何度目かの休憩時に改めて地図を見ながら今後のルートを検討してみたんだけど、今回は強行スケジュールになりそうだ。1日に阿蘇、4日に徳島に行かねばならないが、ゆっくりのんびりペースじゃ回れそうに無い感じ。

途中のPAで休憩中にパシコの荷物にふと目をやると、何か変。荷物を再点検してみると・・・タープのポールが無い!! どうやら何処かで落としてしまったらしい(T_T) 今更引き返すわけにもいかず、やむを得ずそのまま諦める事にした・・・。

結局、今日は山口まで移動できた。予想より距離を稼ぐことができ、昨日の遅れをほぼ挽回できた。宿をどうしようか考えながら走ってたんだけど、山口ICを降りてすぐの所にビジネスホテルがあったので、速攻でチェックイン。

夜はホテル1Fのレストランで済ませる。従業員おすすめの地酒を飲みながら、一人で食事。


(山口県山口市 ホテルアルファ・ワンにて記す)

4月30日

朝6時前に起きてしまった。朝食はホテルのレストランで済ませる。例によって朝食は普段の3倍は食べたな(^_^;)

チェックアウトは早々に済ませ、7時半に出発。即座に中国自動車道に入り、西へ。いよいよ九州上陸だ。関門海峡を越え、九州道へ。

小倉南ICで高速を降り、南下を始める。さすがにこちらは暖かい。着ている物は長野県仕様(?)のままなので、はっきり言って暑い。しかし着替えを出すのが面倒なので、そのまま走る。

まず向かったのは平尾台。TMによると、「日本有数のカルスト大地」との事。県道28のワインディングを快調に登っていく。やがて視界が開けてなだらかな高原の風景になる。四国カルストのような風景。これから行くのに、何だか四国へトリップしたみたいな感じがする。

このあたりには鍾乳洞がいくつかある。と言うわけでTMをパラパラとめくって、まずは牡鹿鍾乳洞に行ってみる。看板によると、日本でも珍しい垂直鍾乳洞らしいんだが、行ってみたら閉館中・・・。その先にあるはずの光水鍾乳洞に行ってみようと思ったが、どこかわからずに走っていたら県道64まで出てしまった。


また戻るのも何なので、そのまま県道64を走って国道322へ出て、県道52へ。途中のスーパーの駐車場で一服してたら、地元のおじさんがパシコを見て話しかけてきた。

「これ、スクーターかい?」・・・違うって(^^; 確かに後ろから見るとほとんどスクーターなんだけどさ(;_;)

それがきっかけで、結局そのおじさんと15〜20分くらい話し込んでしまう。

添田町近辺で道がよくわからなくなって通過に手間取りつつ県道52号を更に南下、国道500を右折して小石原町へ。道の駅で一服、国道211を日田市に向けて更に南下を続ける。

日田市街地でデジカメ用スペア電池を購入し、またまた高速に乗る。行き先は由布院。高速使わなくても行ける距離なんだけど、天気が下り坂らしいのと早めに宿をGETしておきたかったのだ。それに一応GWだし、由布院は観光地。早めに宿を確保しておくに越したことは無いと考えたのだ。

由布院に向かう県道沿いにあった観光案内所に入り、手配する。宿は由布院駅のすぐ前にある「森のプチホテル・北由布」と言う宿。ビジネスホテルなんだけど、ツインルームをシングルユースする関係上、一泊朝食付き8000円也・・・私にはちょっと高いんだけど仕方ない。

時間が早かったので、宿の場所を確認した後県道216をそのまま進んで狭霧台へ。ここは湯布院が一望できる展望場所。由布岳も綺麗に見える。写真を撮ったりしながらしばらく時間をつぶし、3時過ぎに宿へ。駅前と言うこともあって賑やか。観光客も多い。

夕食は、宿の人が紹介してくれた店で済ませる。宿へ戻って天気予報を見ると、明日は雨になりそうな感じ。朝からカッパ着用かな? あ〜やだやだ。


(大分県大分郡湯布院町・「森のプチホテル 北由布」にて記す)

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