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2008年夏・北海道旅日記です。 |
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2008年夏 北海道の旅8月14日奥行臼停留所を見学後、R244を北上。天気は相変わらずすっきりとしない曇り空。ポー川史跡自然公園ポー川史跡自然公園は、伊茶仁カリカリウス遺跡と標津湿原と標津町歴史民族資料館、そして復元された開拓村からなり、面積は544ha（東京ドーム116個分）の広さを持つ公園。駐車場にデミオ君を止め、受付小屋に行くと券売機が。入場料は大人310円との事。「有料かぁ･･･」としばし考え（←貧乏性）、清水の舞台から飛び降りるつもりで思い切って購入（←大げさ）、先に進む。  とりあえず左手に見えている復元施設群を見に行こうと遊歩道を歩くと、まずは写真のような施設がある。これは標津〜国後島間を海底電信線（ケーブル）で結ぼうとする際に建てられた基地局。中には当時の電話交換機の他、細々とした資料も置かれている。 ただし、この建物自体はレプリカ。実物は標津川河口にあったが既に失われて、土台の跡だけが残っているだけだとか。ちなみに電信線敷設計画は、流氷や潮流の関係で失敗した。 その他にも学校や農家、番屋が再現されているが、現地案内看板を見ると復元家屋とは言え当時そのままの姿ではないらしい。せっかく復元するのなら、当時のままの姿で復元して欲しかったというのが個人的な感想と言うか、本音。  その後標津湿原の散策でもしようかな〜と思ったが、天気が今ひとつだったのと、結構時間がかかりそうな感じだったので中止。無料でレンタルできる自転車もあったんだけど、自転車じゃ木道は走れないし。この木道の先には竪穴住居跡が沢山あるらしいんだけど、そんな訳で見に行っておりません。また次の機会という事で･･･。 朱円ストーンサークルまたもやTMに載っていないマイナースポット。場所はTM北海道版P49-I-5、地図上では奥蕊別川（オクシベツ川）の左側、R334の少し下（南）側。看板があったので、特に迷う事無く行ける。 ここにはストーンサークルが二つあるが、石が環状に並んでいると言うよりも、見た目は環状に土塁が取り囲んでいる内側に、石が円盤状に並んでいる箇所がいくつかある、といった感じで拍子抜けしてしまうかもしれない。とは言え、二つのうち一つは環状土塁の内側に石が環状に並べられており、ストーンサークルと呼んで間違いないであろう。 正式名称は「朱円環状土籬」又は「朱円周堤墓」と言い、要はお墓である。現地案内板によると、昭和23〜24年の発掘調査で土器類の他に人骨も発見されていて、2000〜3000年前の遺跡とか。 ただ、オクシベツ川遺跡（海別川との合流点付近）で発掘されたストーンサークルは、墳墓の形跡は無くて儀式の目的で作られたとの事なので、ストーンサークルにも二つの目的があったらしい。 ここは他にこれと言って見るものも無かったのであまり長居はしなかったが、斜里町には他にも数多くの遺跡がある。数が多すぎて、とても短期間では回りきれるものではないのだが、縄文人は竪穴住居で北海道の厳しい冬をよく越せたものだと、いつもの事ながら感心せざるを得ない。 もっともオホーツク海側は、縄文文化の他にも続縄文文化・擦文文化・オホーツク文化、そしてオホーツク文化と擦文文化が融合（？）したトビニタイ文化、その後のアイヌ文化と数多くの文化が存在したわけだが、いずれにしても今から見ると粗末な家に住んでいたわけで、当時の人々は、現代人より肉体的・精神的に強靭だったんだろう。 網走神社祭明日は天気が悪そうなので、結局網走にてホテル泊に決定（←軟弱っ！）。斜里で電話予約したホテルへチェックインし、荷物を部屋に放り込み、シャワーを済ませてしばし休んだ後、夕食の為に外出しとりあえず市街地へ。 ･･･すると、前方が何やら騒がしい。えらく人が多いし、屋台も出ているようだ。  どうやらお祭りの真っ最中。中心街は交通規制が引かれ、道路には屋台が延々と連なっている。歩道は人で溢れ、大変賑やかだ。後で知ったのだが、毎年お盆に開かれる「網走神社祭」というお祭りだった。 「ま〜たまにはこんな雰囲気も良いか。」と私も人混みに紛れてブラブラ。考えてみたら、北海道ツーリング（ドライブ）先でお祭りに出くわすのは、これが初めてだな。  屋台は一体いくつあるのか分からないほどの数が出ていて、端から端までは歩けなかったものの結構楽しく見て歩けた。暇つぶしにはちょうど良いというか・・・。最初、夕食は屋台で何か買って済ませようかと思ったが、買ってもゆっくり食べられそうにも無いので、結局は屋台の通りからちょっと外れた海鮮料理屋で。 その後ホテルに戻り、明日の予定を考えながら眠りに付いた。 8/10〜11 ｜ 8/12 ｜ 8/13 ｜ 8/14 その１ ｜ 8/14 その２ ｜ 8/15 ｜ 8/16〜17 |
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